2017年11月29日
年齢や性別に関係なくキャリアアップが可能
男女とも年齢はハンデにならない
介護業界は女性が活躍しています。理由としては、勤務時間を選べるところが多く、家事や育児と両立しやすいことや、家庭で培った家事のスキルも活かすことができるからです。もちろん、男性も活躍できます。男性は力仕事や同性の利用者の介助時などに好まれます。
介護の現場では、20代から70代と幅広い年齢の方が働いています。40代や50代、さらには60代から新たに介護職へ就く方も珍しくありません。身体が健康ならば、70代の方でも現役で働ける職場も少なくないのです。現役で長く働き続けられる介護職は、年齢でのハンデが少ない職種だと言えます。
女性、男性、それぞれの良さを活かして業務を行ない、さらには年齢的にも長く働ける介護職は、やりがいを感じることができます。
資格を取ってキャリアアップ
資格がなくても働くことができる介護職。しかし、ステップアップしたい場合には、資格取得は欠かせません。資格を持つことで資格手当がでることが多く、給料アップにも繋がります。資格所得には費用が掛かりますが、会社が負担してくれる場合も多いです。資格がなくパートで介護職員として働き始めた女性が、資格を取って正社員になり、さらに管理職になるのも夢ではありません。また、女性中心であることが多いため、一般企業と比べキャリアアップしやすく、働きやすい職種なのです。男性も同様のことが言えます。
介護には、様々な資格があります。介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)などの経験や自主学習によって取れる資格と、看護師や作業療法士、理学療法士などの、資格取得のために学校へ通わなければいけない資格があります。他の介護職員と差をつけて、キャリアアップや給与アップを狙うのなら取っておきましょう。資格の取得によって先の見通しがしやすくなります。
キャリアアップの例
介護職でのキャリアアップの方法は、いろいろあります。例を挙げて、いくつか紹介します。
1つ目は、介護職員から施設ケアマネージャーへ。ケアマネージャーになるにはまず、介護支援専門員の資格が必要となります。資格を取るとケアマネージャーになれるのですが、介護保険制度では、入所者100人に対しケアマネージャーは1人でも良いとしているため、各施設で空きが少なく、介護職員として働きながら空きを待つことが多いようです。
2つ目は、介護職から施設長へ。現場の仕事が好きな方にはおすすめです。実際の現場で経験、知識を十分に積み、まずはリーダーになりましょう。リーダーから施設長を目指します。ただし、各施設に施設長は1人です。前任の施設長が辞められたり、他施設で求人があればなることができるのです。
最後に、介護職員から作業療法士や理学療法士へ。こちらは学校へ通う必要があるため、少し大変な面もあります。しかしこれらの資格を持っていると、業務の幅が広がり、給料アップも見込めます。作業療法士や理学療法士の資格を持っている介護職員は少なく、転職も有利になることは間違いないです。