2017年11月30日
実際に働いている人の声
愛情あふれる職場
介護の現場において、世間で聞く3K「臭い・汚い・給料が安い」というものがあります。肉体労働ばかりで給料が低いと聞きますが、実際10年も勤めた男性からの声から大きく違うことがわかります。
3人の子どもを育てている男性は「家庭を支えるだけの収入はあります。肉体労働も中にはあるけれど、身を粉にして働くほど大変ではないのです。」と言います。また、3Kの捉え方も違います。「3Kではなく、3LDK。LはLOVE、LIFE、DKは大好き介護。」なのだそうです。「働いてみると、愛情あふれる職場であることがよくわかりました。」とやりがいを実感されているのです。
自身の成長が見える仕事
5年勤務の女性職員。ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)で介護職を始めた方ですが、最初は世間で聞く3Kがネックだったようです。しかし、「働いていくことでイメージの違いを実感しました。毎日が楽しいです。」と言っています。仕事する上で、「こんなことをしてあげられれば。」という思いから、介護福祉士の資格も取ったのです。「資格の取得をして、より自分の目標に近づくことができました。キャリアアップもできるところが良い点です。」と、成長をしていく喜びを感じているのです。
医療と介護のチーム制でのやりがい
「介護は、利用者一人ひとりサービスやプラン、リハビリなど内容が異なります。利用者に合ったものを医師や看護師、リハビリ医師など各専門分野から総合的に判断し、チームで動きます。チームで動くことは素晴らしいことです。高齢者を社会で支援していることがわかります。」と介護福祉士の女性職員は言っています。「介護施設において、介護職員は利用者の命に関わる仕事をしています。役割も大きいため意見を平等に汲み取ってもらい、やりがいを感じる。」と、仕事に対する充実感も持っているのです。「意見が反映され、利用者の自立を促し、良い結果になった時は利用者と喜びを共有でき、やりがいに繋がっています。」との声。
3名の現場の声からわかること
生の声を聞いてみると、世間で思われているものとは違うということがわかります。3名の介護職員の方も言っている通り、介護の仕事をしてみると思っていたものとは違い、相手を思いやれる、笑顔のある楽しい仕事であることがわかります。高齢者のお世話をするということではなく、高齢者の支援をする。その上で、高齢者の役に立てることにやりがいを感じ、またお礼の言葉をもらうことでつらかったことも一気に吹き飛ぶくらい報われるのです。人に感謝されることは誰でもうれしいことです。その喜びを直接感じられるのが介護職と言えます。仕事でのやりがい、充実感、喜びを感じ、キャリアアップもできる介護職は、とても魅力的なのです。